アルファ・プラスアルファ

デジタルカメラ(α7C II, α7R IV, α900, etc)とフィルムカメラで撮ってます

Minolta XD

S0006080

ミノルタのXシリーズのカメラを使ってみたくなり評価の高いXDを購入しました。Xシリーズは電子制御式AE(自動露出)カメラで1973年のX-1からはじまります。XDは世界初となる絞り&シャッタースピード両方の優先AEを搭載したモデルです。それまでは絞り優先AEシャッタースピード優先AEのどちらかのみを搭載したカメラしかありませんでした。1977発売です。SR101が705gなのに対しXDは560gとかなり軽量化され、ボディサイズも一回り小さくなっています。XDはライカの一眼レフR4〜R7のベースとなったカメラとしても有名です。

XDはファインダー内の表示が凝った作りになっていて、絞り優先モードにするとファインダー内右側にシャッタースピードのリスト(1〜1/1000)が表示されます。シャッタースピード優先にすると右側の表示が絞りのリスト(F1.4〜32)にかわります。設定されている絞りまたはシャッタースピードはファインダー内下側に表示され、絞り/シャッタースピード優先時に、今の設定でどのシャッタースピード/絞りがカメラにより自動的に選択されるかを右側リストのLED点灯で知ることができます。

機械式のSR101に比べてシャッター音もかなり小さくなっています。購入したものは黒いボディ(ブラックアルマイト処理)のもので質感はかなり高いです。

レンズはXD用にMD ROKKOR 45mm F2を購入しました。パンケーキサイズの45mmレンズはテッサータイプのレンズが多い(このレンズの前のモデル ROKKOR-TD 45mm F2.8もテッサータイプ)ですが、このレンズは5群6枚とレンズ構成がテッサーではありません。絞り開放では収差が残りますが、1段絞るとシャープになります。

以下、作例。

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XD + MD ROKKOR 45mm F2 + ProImage100

S0006182edit
XD + MD ROKKOR 45mm F2 + ProImage100

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XD + MC ROKKOR-PG 50mm F1.4 + SUPERIA X-TRA 400