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GXR, RICOH LENS A16 24-85mm F3.5-5.5
リコーの製品で最後に新品で買ったのがGXR用のレンズユニットRICOH LENS A16 24-85mm F3.5-5.5です。「新品」と書いたのは2年前に中古でGXRレンズユニットRICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4 VCを購入しているからです。
GXR A16はGXRにA16 24-85mm F3.5-5.5をつけたときの通称です(Lightroomのカメラ名ではそうなっています)。RICOH LENS A16 24-85mm F3.5-5.5のA16はAPS-Cフォーマット1600万画素のセンサを意味していて、24-85mmは35mm換算の焦点距離です。2012年3月発売でGXRレンズユニット最後の製品です。2009年末に登場したGXRシステムはわずか2年数ヶ月で商品展開が終了しました。
今回載せている写真は2012年のものです。
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GXR, RICOH LENS A16 24-85mm F3.5-5.5
他のAPS-CサイズのGXRレンズユニット(A12 28mmとA12 50mm)はGRの名を冠していますが、このレンズはRICOH LENSとなっていてGRはついていません。広角側での歪曲が大きいのでGRの基準を満たさなかったのでしょうか。
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GXR, RICOH LENS A16 24-85mm F3.5-5.5
センサーはローパスレスです。ズーム中間域は解像度が高いです。
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GXR, RICOH LENS A16 24-85mm F3.5-5.5
GXRのレンズ全般にいえることですが、このレンズもオートフォーカスは遅いです。オートフォーカスに頼って動きがあるものを撮るのは難しいです。
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GXR, RICOH LENS A16 24-85mm F3.5-5.5
ユニット自体の重量は350グラム、GXRボディと合わせると550グラムで、全長もボディ装着時98.5mmとコンデジとして見ると大柄です。2012年時点でAPS-Cミラーレスを展開していたソニーや富士フイルムも大きめの標準ズームをラインナップしていて性能も似たり寄ったりだったと思いますが、翌2013年にはソニーと富士フイルムからコンパクトな標準ズームレンズ(E PZ 16-50mm F3.5-5.6 (116グラム), XC16-50mmF3.5-5.6 (195グラム))が登場して、あまり優位性がなくなったような気がします。
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GXR, RICOH LENS A16 24-85mm F3.5-5.5
こういった細かい網目模様のある静物を撮ると解像度が高いのがわかります。35mm換算50mmで撮っています。
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GXR, RICOH LENS A16 24-85mm F3.5-5.5
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GXR, RICOH LENS A16 24-85mm F3.5-5.5
このレンズユニットは総合的に良いレンズだと思いますが、2012年当時の自分の使い方にはイマイチ合わず、すぐに売却してしまいました。「GXR A16 その2」につづく。