アルファ・プラスアルファ

デジタルカメラ(α7C II, α7R IV, α900, etc)とフィルムカメラで撮ってます

FUJIFILM X-E4

α7R IVのサブカメラとしてAPS-Cのミラーレスカメラを検討していて、その候補のひとつがX-E4でした。そこで、試写のためX-E4をFUJIFILMのトライアルサービスでお借りして谷中を散歩しました。FUJIFILMのトライアルサービスは当日の返却だと無料でカメラとレンズをお借りできるサービスです。購入検討の際には以前も利用させていただきました。とても良心的なサービスです。

あいにくX-E4にあう軽量なズームレンズが貸出中で、借りることができたのがXF16-55mmF2.8 R LM WRでした。35mm換算24-84mmのf2.8通しで655gもある重いレンズです。下の写真の通りカメラボディに対しレンズが大きすぎます。

Dsc03053

X-E4はバッテリー、SDカード込みで364gと軽量ですが、物理ダイヤルと物理ボタンが少なく、代わりに背面LCDのタッチパネルでのタッチ操作可能です。

機能を好きに割り当てられる物理ボタンは3つしかなく、一つはクイックメニューなのでこれを他の機能に当てはめると使い勝手がさらに低下するので実質、割り当てられるボタンは2つです。もし動画も撮りたい場合は、メニューを呼び出して動画モードにしてシャッターを押して動画開始になります。これでは完全に撮りたいシーンが取れないので、物理ボタンに動画開始を割り当てるしかありません。そうなると割り当て可能なボタンは1つしか残りません。一方で、LCDのタッチ操作はファインダーを覗いては操作できません。愛用していたFUJIFILM X30はコンデジのなかではかなり操作性が高いカメラでしたが、その操作性はどこへやら。

ファインダーを覗いて撮って欲しいのか、スマートフォンのように使って欲しいのか、装備と操作性がチグハグです。残念ながら、私にとっては操作性がよくないカメラでした。シャッタースピードダイヤルは要らないので、もっと物理ボタンを増やしてほしいです。

以下、谷中の散歩時に撮った写真。

Dscf0070
FUJIFILM X-E4, XF16-55mmF2.8 R LM WR

やはり重量級のXF16-55mmF2.8 R LM WRはX-E4にはあいませんでした。X-E4と合わせて1kgを超える重さになり、いかにX-E4が軽くても総量で重いです。さらにX-E4はグリップがないので持ちにくく、同じ重さならグリップがあるα7などのフルサイズミラーレスの方が重さを感じないです。

Dscf0075
FUJIFILM X-E4, XF16-55mmF2.8 R LM WR

Dscf0097
FUJIFILM X-E4, XF16-55mmF2.8 R LM WR

XF16-55mmF2.8 R LM WRは電子補正を前提として設計されているようです。特に広角端の歪みがひどくレンズプロファイルの適用なしでは樽型収差がかなり生じます。

Dscf0107
FUJIFILM X-E4, XF16-55mmF2.8 R LM WR

Dscf0113
FUJIFILM X-E4, XF16-55mmF2.8 R LM WR

Dscf0124
FUJIFILM X-E4, XF16-55mmF2.8 R LM WR

Dscf0135
FUJIFILM X-E4, XF16-55mmF2.8 R LM WR

Dscf0141
FUJIFILM X-E4, XF16-55mmF2.8 R LM WR

レンジファインダースタイルの箱型カメラにこだわりがなければ、価格が近いX-T30の方が持ちやすく、物理ボタンも多くて使いやすいでしょう。