X-E4やα6600と比較した末にα6400を購入しました。X-E4は操作性が私には合わず、α6600はソニーのAPS-Cとしては間違いなく一番よくできている機種ですが、値段が高く重量もα6400に比べて100 g 重いのでやめました。低価格でファインダーがあり軽量で気軽に扱えるカメラ、でもオートフォーカスには妥協しないとなるとα6400が一番でした。
α6400やX-E4のようなレンジファインダー的なスタイルのカメラは、軍幹部がスッキリしていてバックに収めやすくてよいです。
はじめはボディの色はブラックが良いと思っていたのですが、シルバーの実物をみると意外にかっこよく、またブラックより安かったのでシルバーを購入しました。
1. オートフォーカス
3年前のカメラですが、APS-Cのレンズ交換式カメラの中では今でもトップクラスの性能だと思います。0.02秒の高速レスポンスと被写体の瞳を追い続ける「リアスタイム瞳AF」はポートレート撮影においてとても強力な機能です。とくに動く人物を撮る時に威力を発揮します。
さらに、ボタン押しや背面液晶画面のタッチで指定した被写体を追い続ける「リアルタイムトラッキング」も非常に優秀で、被写体の選択と追尾を同時に行えます。リアルタイムトラッキングを使うとこれまでとは異なる方法でピントを合わせることができます。多くの(ミラーレス)カメラはピントを合わせたい被写体位置にジョイスティック(αではフォーカスセレクターとよぶ)や十字ボタンでカーソルを移動させたあと、そこにピントを合わせてシャッターをきります。一方、リアルタイムトラッキングを使ったピント合わせでは、フレーム中央で追尾したい被写体をセットするとそれを追尾し続けるので、カメラの向きを調整することでフレーム内の好きな位置にピントを合わせたい被写体を持ってくることができます。α6400にはジョイスティックが無いので、α7 IIIのように一度の操作でピントを合わせたい位置にカーソルを移動させることができませんが、リアルタイムトラッキングを使えば簡単にできます。同じくジョイスティックのないα7cでもこの操作を奨励しているように思えます。直感的で使いやすい機能です。
2. ファインダー
ファインダーはα7シリーズに比べると小さく低倍率(0.39型、236万ドット、35mm換算0.7倍)ですが、必要十分です。大きめのアイピースがついているので、これで外乱光を防ぎ視認性を向上させています。
3. ボタン
α7シリーズに比べると小さくストロークも短くチープ感は否めません。ボタンの数もα7シリーズに比べ少ないですが、必要最低限はあります。
4. 背面液晶画面
下側に約4度、上側には180度回転する可動式液晶モニターで自撮りも可能です。タッチ操作もできますが、私はリアルタイムトラッキングのフォーカス位置のセットにしか使用しません。
5. シャッター
シャッター音は少し高く軽い感じの音であまりよくないです。α6600はよいクッション素材を使っているためか、シャッター音はα6600のほうがずっとよいです。
6. フラッシュ
小型ですが内蔵しています。このタイプのフラッシュは手で上向きにすることでバウンスできます。室内撮影では役に立つこともあると思います。
7. バッテリー
α7 IIIに比べると半分以下、α7R IVの半分くらいしか持ちません。フル充電で約400枚の写真が撮れます。
以下、作例。
SONY α6400, SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN, 18mm
SONY α6400, SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN, 50mm
SONY α6400, SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN, 50mm
SONY α6400, SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN, 25mm
SONY α6400, SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN, 18mm