2014年11月発売のPanasonic LUMIX GM5です。何年も前に量販店で手に取ってみたことがあるのですが、ファインダーが見にくくて購入には至りませんでした。しかし、気になっているカメラではありました。デジカメ中古市場での品数減少とそれに伴う価格上昇を考えると、今在庫があるうちに買わないと手にいれるのが(特にグリーンは)難しくなると思い、GM5のグリーンを購入しました。グリーンはボディの緑色の部分がオーストリッチ柄で軍幹部もシルバーでオシャレでカッコよいです。
GM5の特徴は電子ビューファインダー(EVF)搭載のレンズ交換式カメラで世界最小ということです。バッテリーとSDカード込みで重量 211グラム、9年経った今でも世界最小です(現在では、この手の小さいサイズのレンズ交換式デジカメを販売している会社はなくなってしまいました)。
基本性能
- 撮像素子:4/3型 1600万画素
- ファインダー: ライブビューファインダー 116万画素、倍率0.46倍
- 背面モニター:3型 92万ドット、静電容量方式タッチパネル
- シャッター:
- フォーカルプレーンシャッター 1/500秒まで
- 電子シャッター 1/16000秒まで
- 連続撮影速度: 5コマ/秒(コンティニュアスオートフォーカス時)
- 大きさ:98.5 x 59.5 x 36.1 mm (W x H x D)
- 重さ:211 g (バッテリー、SDカードを含む)
軍幹部のダイアルはアルミ削りだし、ボディはマグネシウム合金です。ボタン類は樹脂ですが全体的に質感は高いです。
GM5とあわせてオリンパスのM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8を購入しました。焦点距離がフルサイズ換算で35mmで、白はシルバーのレンズのがほしかったのです。GM5のシルバーに比べM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8のほうが黄色っぽい色をしていますが、ボディにマッチしていると思います。マイクロフォーサーズのレンズは小さく軽量でお財布にも優しいです。
EVFは左にありレンジファインダー風のカメラとなっています。116万画素で 0.46倍のEVFはお世辞にも見やすいとは言えませんが、使えないわけでもないです。
極小のカメラですが操作性はよいです。背面液晶モニターがタッチパネルになっていて、ピントを合わせたいところにタッチすることでAFポイントを設定できます。α7R IVやα6400などのソニーの旧式インターフェースのタッチパネルは使いにくいですが、GM5のタッチパネルは使いやすいです。α7R IVでタッチパネルをONにしていると、いざシャッターを押そうとした時に(背面モニターに何かが触れて)四隅などおかしな位置にフォーカスポイントがあったりしますが、なぜかGM5では少ないです。また、ボディが小さいから右手の親指でモニターをタッチできるし、片手で保持するも楽です。
タッチパネルはメニューの選択や写真のプレビューでも使えます。プレビューではフリックで次の画像に切り替えた入り、ピンチで画像を拡大できたりとスマホと同じ使い方ができます。2014年にこれだけ使いやすいタッチパネル操作を実現できていることに驚きました。ソニーでこのようなタッチパネル操作が実現できたのは2020年発売のα7s iiiからです(ソニー遅かっただけのような気もします)。
大きさをα7R IVと比べてみます。GM5には、2つの目のレンズとして購入したM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8をつけています。α7R IVには同じようなスペックのSonnar T* FE 55mm F 1.8です。二回りくらいGM5は小さいです(レンズ込みでGM5は348グラム、α7R IVは946グラム)。
以下、M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8で撮った写真。
首都高C1です。
桔梗かな。
千鳥ヶ淵のボート乗り場。
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8は最大撮影倍率 0.16倍と寄れるレンズではありませんが、ボケがきれいです。
このレンズは開放付近だと周辺光量落ちが結構あってオールドレンズのような感じです。絞れば改善します。
お気に入りのカメラになりました。