アルファ・プラスアルファ

デジタルカメラ(α7C II, α7R IV, α900, etc)とフィルムカメラで撮ってます

Voightlander MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5

Dsc01946

等倍マクロレンズが欲しくて今年のはじめに購入した、アポクロマート設計により色収差を抑え解像度を高めた高性能レンズです。コシナのホームページのレンズ構成図をみると12郡14枚のレンズで造られており、そのうち8枚が異常部分分散ガラスが使用され、また最近のレンズでは珍しく非球面レンズが一枚も使用されていません。かなりオリジナリティの高いレンズです。非球面レンズが使用されていないということは年輪ボケが生じないので、ボケがきれいになることが期待されます。ビルドクオリティは非常に高く、自分が所有するレンズのなかでNo.1かもしれません。マニュアルフォーカスのレンズですが、ソニーα7の手ブレ補正が使用でき、Exif情報も自動で記録されるので、思ったより使いやすいです。フォーカスリングの回転を自動検知してフォーカスが拡大表示になる機能もありますが、構図を決めるときに不便なのでオフにしています。

Dsc01942

等倍のピント位置までフォーカスリングを回すと、ここまで鏡筒が伸びます。長さが10cmから16cmになります。フードが5cmあるので、フードも入れると21cmとかなり長くなります。

S0103178

S0103156

マクロ域の画質は素晴らしいです。

S0007855

無限遠での解像力も問題ありません。

このレンズの性能を十分に発揮するには、6100万画素のα7R IVが必要かもしれません。