アルファ・プラスアルファ

デジタルカメラ(α7C II, α7R IV, α900, etc)とフィルムカメラで撮ってます

池上本門寺, GXR

GXR, GR LENS A12 28mm F2.5

最近GXRを使う頻度が少し上がってます。GXRは2010年から2014年までの4年間、メインのカメラでした。2014年にα7を購入してからもしばらくは使用していましたが、2018年にα7からα7IIIに買い替えてからは年に数回しか使わなくなってしまいました。

 

GXR, GR LENS A12 28mm F2.5

今のカメラと比べるとオートフォーカスが遅かったり、シャッタースピードの上限も低かったりと使いにくい面はありますが、ボディとレンズ合わせて400グラム前後と軽く小さく持ち運びしやすいのと、そもそも画質が良いの今で使えます。最新のカメラでは簡単に撮れる時も工夫が必要だったりしますが、それが逆に操作感を生み出してくれて、使ってみようと思うのかもしれません。

 

GXR, GR LENS A12 28mm F2.5

GR LENS A12 28mm F2.5は35mm換算28mmのレンズと1200万画素のAPS-Cセンサーが一体となったユニットです。GXRボディと合わせて410グラムとAPS-Cのカメラとしては軽量です。さすがにGR III(257グラム)と比べると重いですが十分軽いと思います。

 

GXR, GR LENS A12 28mm F2.5

レンズ構成は6群9枚でそのうち2枚が非球面レンズ、1枚が特殊低分散レンズと贅沢な仕様となっています。このレンズは初のAPS-Cセンサー用の28mm GRレンズです。APS-CのコンパクトカメラGRシリーズの先駆けとなったレンズだと思われます。

 

GXR, GR LENS A12 28mm F2.5

GRシリーズと同様にこのレンズは接写時の描写が優れています。ピントが合ったところの解像感が高く背景のボケが綺麗です。

 

GXR, GR LENS A12 28mm F2.5

オートフォーカスコントラスト式で今のカメラと比べると遅いです。特に接写時ではフォーカスが遅く、ピントが抜けることがあります。

 

GXR, GR LENS A12 28mm F2.5

このレンズの欠点は絞り開放で高速シャッターが切れないことです。絞り開放のF2.5ではシャッタースピードの上限が1/1000秒になります。晴天の日に上のような写真を絞り開放で撮って背景をぼかそうと思っても何段か絞る必要があります。シャッタースピードの上限はF2.8で1250、F3.2で1/1600、F4で1/2000、F5で1/2500、F7.1で1/3200と絞りによって段階的に変化します。

 

GXR, GR LENS A12 28mm F2.5

 

GXR, GR LENS A12 28mm F2.5

 

GXR, GR LENS A12 28mm F2.5

このレンズは近距離または中距離にある被写体を撮ったときに解像感が高いと感じます。遠距離も悪くはないですが近距離に比べるとちょっと劣る感じがします。

 

GXRとGR LENS A12 28mm F2.5に専用レンズフードとビューファインダーGV-2をつけた姿。フードはプラスチック製ですが四角型で格好良く、カメラとのマッチしています。