アルファ・プラスアルファ

デジタルカメラ(α7C II, α7R IV, α900, etc)とフィルムカメラで撮ってます

赤いタワークレーン

Dscf3031 X30

久しぶりに富士フイルムから出たコンデジXF10は微妙でした。 X70の廉価版です。

機能ダウンした部分

 X-Trans CMOSからベイヤーセンサに
 ホットシューなし
 絞りリングなし
 フォーカスモード切り替えレバー(前面にあったM, C, Sのレバー)なし
 背面液晶のチルトなし
 カメラボディの左右にあったストラップ取り付け金具なし
 露出補正ダイヤルなし

よくなった部分

 60g軽くなった
 3mm薄くなった

つまり、X70はレンズ交換式のカメラのように撮影者がいろいろ好きなように設定して撮るカメラなのに対して、XF10はスマホのようにボタン1つで撮るタイプのカメラです。

ライバルはRICOH GR2なのかもしれないけれど、GRシリーズはレンズバリアがあって、ポケットから出して電源オンですぐに撮影できるけれども、XF10はレンズキャップをとってからの撮影になります(レンズキャップなしでポケットいいれておいてもいいかもしれないけど、私はレンズに傷がつく可能性があると思うとできないです)。
レンズバリアをつけるためにはレンズの部分を新たに開発しなければならないので、 X70のものを流用して安く作った、ということでしょう。

XF10のような微妙なカメラを作るより、X30やXQ2の後継機を出してくれたほうがうれしいです。しかし、ズームレンズ付きのちょっといいコンデジは売れないのか、APS-C以外のX-Trans CMOSの開発はむずかしいのか、そのようなカメラが出る可能性は低そうです。