GXR + A12 50mm F2.5 MACROで撮影
4年半使用してきたα7を下取りにだしてα7 IIIを購入しました。
ファーストインプレッションは「ずいぶんカメラらしくなったな」です。初代α7は全体的に凹凸が足りていないせいか持ちにくく、ボディの色もテカテカしていて家電ぽい感じがしましたが、α7 IIIはグリップを大きくしたことで持ちやすくなり、色もマットで落ち着いた感じになりました。
良くなった点
1. シャッター音
α7はカッシャンという感じでしたが、α7 IIIではパシャという感じになり小気味よく撮れます。シャッター音の感触は、カメラのインターフェースとして重要な要素だと改めて気がつきました。
2. 電子ファインダー
画素数はα7と同じですが、ファインダー倍率が0.71倍から0.78倍となったため見やすくなりました。
3. 背面の液晶モニター
92万画素と変わらずですが、明るくなったためか見やすくなりました。
4. ジョイスティック
フォーカスポイントを移動するための専用のジョイスティックが付いたことにより操作性があがりました、
5. ホワイトバランス
α7のホワイトバランス オートは常に赤みがっていて全くダメでしたが、α7 IIIではオートでも適切なホワイトバランスになります。
6. 撮影可能枚数
ファインダー使用時の撮影可能枚数が270枚から610枚と倍以上になりました。α7ではたくさん撮る可能性があるときは予備バッテリーを持っていっていましたが、α7 IIIでは要らなくなりそうです。
7. 高感度耐性
多くのシーンで試していないので確かなことは言えませんが、ISO3200までなら十分常用できます。
残念な点
1. PlayMemoriesのCamera Appsに対応していない
これはかなり残念な点です。α7でMマウントレンズを使用する時はレンズ補正アプリでレンズ名やその焦点距離をExifに書きこめたのですが、α7 IIIではこのアプリが使えなくなり、Mマウントレンズを使う場合はいつどのレンズを使ったか手書きメモなどに残しておかなければなりません。α9の登場時からCamera Appsが使えなくなり、α7 IIIなどのα9より新しい商品でも使えないままなので、今後も使えない気がします。
2. 大きく重くなった
バッテリー込みの重要が474gから650gとなりました。α7をずっと使用していた身としてはかなり重くなった感じがします。その分、手ぶれ補正もつき、撮影可能枚数も倍以上になったので重量増加は仕方がないことでしょう。