α7 III + タムロン 28-75mm F/2.8 Di III RXD
旅行時はズームレンズが便利ですが、たまにしか行かない旅行のためだけにズームレンズを買うのもバカらしいので、何かレンタルできないかと探してみたところ、タムロンのEマウント用 f/2.8通しズームレンズ 28-75mm F/2.8 Di III RXD がレンタルできるお店があるとわかり借りました。ちなみに、現在、このレンズは大人気で買おうと思っても入荷待ちの状態です。
樹脂製の鏡筒は金属製のFE 35mmやFE 55mmと比べると安っぽいですが、樹脂製としてしっかりできています。そしてf/2.8通しのズームレンズのわりに細身なのでコンパクトなα7シリーズに合います。
広角端(28mm, f/5.6)の撮影でもほとんど周辺が流れず解像しています。ズームレンズは絞っても周辺が流れるものばかりと思っていたのでビックリです。
望遠端(75mm, f/4.0)、最短撮影距離で撮影。最大撮影倍率が0.25倍なので花やデーブルフォトを取るときも便利です。すこしボケがうるさいけれど、ズームレンズなら良いほうではないでしょうか。
望遠端(75mm, f/6.3)で遠くものを撮影。十分解像しています。
最後に広角端の写真をもう一枚。
どの焦点距離でも良く撮れます。f/2.8の標準ズームレンズをこれほどの性能で8万円台で提供できるタムロンは正直すごいと思います。タムロンにはコストパフォーマンスの良いEマウント用のレンズをどんどん出していって欲しいです。
褒めてばかりでなく欠点も書いておきますと、このレンズの最大の欠点は連写が8枚/秒止まりということです。AF/AE追従で毎秒20枚撮れるα9には不釣り合いなレンズです。α7 IIIとα7R IIIの10枚/秒にも達していないので、連写重視の撮影をする場合には手を出してはいけないレンズです。
しかし、連写8枚/秒が許容でき(大抵の用途なら十分だと思います)、広角端が28mmでも問題ないなら、手に入れておいて間違いのないレンズです。