アルファ・プラスアルファ

デジタルカメラ(α7C II, α7R IV, α900, etc)とフィルムカメラで撮ってます

KITTE丸の内 with Biogon T* 2/35 ZM

α7R IVにBiogon T* 2/35 ZMをつけてKITTE丸の内に行ってきました。

Biogonは対照型のレンズ構成により歪曲収差をできるだけ少なくしたレンズとして有名です。今回持ち出したBiogon T* 2/35 ZMは、2005年発売、Mマウント用の35mm F2の準広角レンズで、コシナ製造のZeissブランドレンズです。コシナZeissのそれぞれにレンズの製品ページがあります。

Biogon T* 2/35 ZMの姉妹レンズみたいなEマウント用のレンズ Loxia 2/35がZeissから発売されていてます。Biogon T* 2/35 ZMは最短撮影距離が70cmですが、 Loxia 2/35は30cmと倍以上寄れます。今のところ、2014年発売のLoxia 2/35が最新のBiogonではないでしょうか。

Biogon T* 2/35 ZMはちょっと苦手な感じがしていて、それは私が得意でない35mmという焦点距離のせいなのかもしれません。うまく撮れない時があります。Biogonは構造物を撮るのが向いていると思ったので持ち出してみました。

α7R IV, Biogon T* 2/35 ZM

 

α7R IV, Biogon T* 2/35 ZM

こういう写真を撮ると歪曲収差が少ないのがわかります(私の撮り方がわるくてちょって左にに傾いていますが)。今のレンズと違って電子補正に頼らずに光学設計のみで歪曲収差をかなり抑え込んでいます。

 

α7R IV, Biogon T* 2/35 ZM

天窓から光が降りそそいでいます。

α7R IV, Biogon T* 2/35 ZM

KITTEは三角形の建物で、その中心部が吹き抜けになっています。吹き抜けに面した側に通路があり、外周部にお店が並んでいるという構造になっています。

 

α7R IV, Biogon T* 2/35 ZM

α7R IV, Biogon T* 2/35 ZM

左側の通路の縁が鏡のようになり、右側が真ん中を対象に鏡面反射して、あたかも左右対称の構造物に見えました。一つ上の写真の右側がこの写真の左側に対応するのですが、太陽の光の当たり方や見る位置によって鏡のようになっていました。

 

α7R IV, Biogon T* 2/35 ZM

α7R IV, Biogon T* 2/35 ZM

ディスプレイされているものも撮ってみました。

 

α7R IV, Biogon T* 2/35 ZM

酒器には惹かれるものがあります。最短撮影距離70cmで撮ったものです。最大限寄ってもここまでです。

 

α7R IV, Biogon T* 2/35 ZM

KITTEの屋上から東京駅を撮りました。写真スポットのなのか、ここから撮った写真をよく見ます。

 

最後に今回使ったα7R IVとBiogon T* 2/35 ZMの写真を載せます。Biogon T* 2/35 ZMは全長43mmと同じようなスペックのレンジファインダーレンズに比べると長めで、その割に細いので、α7R IVにつけるとさらにレンズが細く見えます。レンジファインダーZeiss Ikon ZMなど)につけたときのほうがしっくりきます。ミラーレスならペンタ部がないα7cが似合うかもしれません。